2014年8月から2回にわけてドイツでロルフィング勉強を行う予定。それにはマッサージの資格が必要ということから、Thai massage school TOMARIGI(タイ古式マッサージのスクール)に入学。集中してマッサージの手技の習得を行っている。
Thai massage school TOMARIGIでは、2名の先生に対して、生徒1名という理想的な環境下、ITM(Chiang Mai International Training Massage School)が認定するThai Massage Level 1では63種類、Level 2で71種類の合計134の手技を60時間かけて学べる。それぞれのレベルの最後に試験があり全ての実技の評価が加味され合否が決定する。
タイ古式マッサージの特徴は2つあると思う。
第一に、ヨガと同じような効果があること。
タイ古式マッサージの歴史は約2,500年にも及ぶ。ブッダの主治医であったSHIVAGA KOMARAPAJ先生が開発した方法で、ヨガとアーユルヴェーダをベースにしている。特徴は一つは、ストレッチにある。ストレッチ効果のある手技が全身の筋肉や関節をほぐし、ヨガを行ったときと同じ効果をもたらすのだ。その結果として、呼吸が自然と整い、半覚半眠作用によって心地よいリラクゼーションをもたらす。ITMのChongkol Setthakorn校長によるとタイ古式マッサージとヨガの関係について以下のように語っている。
“タイ古式マッサージは千の波で体をやさしく癒されるような体験” “タイマッサージはなまけもののヨガ。自分でヨガをするかわりに人がヨガを行ってくれる”
二人ヨガとも呼ばれるタイ古式マッサージ。施術を行うことで、ヨガの効果を相手に与えることが出来るというのは素晴らしい手技だと思う。
第二に、施術を行う側にも効果があるとのこと。
タイ古式マッサージの施術は、他のマッサージとは違って身体の全身を使って動く動作が多い。しかも、次の手技へ結びつくような動きがあるので、全ての動作に無駄がない。また、体重はどこでかけるのか?についても詳しく学ぶので、余計な力が入らなくなる。最後に、受ける側と同じようにストレッチを行うため、結果的に施術者にとっても適度な運動となり、健康効果をもたらすらしい。もちろん、私自身はまだ初心者。施術中にまだ力が入るところはあるので、なかなか自分への効果は実感できないが、慣れてくると全身に力が入ることなく、施術後も疲れないらしい。もし本当にそうならばこの手技はすごいと思う。
長期休暇を取得中に、予想に反してタイ古式マッサージの手技を学ぶことになった。現在通っているThai massage school TOMARIGI(タイ古式マッサージのスクール)で、ITM Thai Massage Level 1が無事2014年7月4日修了。Level 2も2014年7月中に取得予定だ。
今回の世界一周は2014年9月1日から出発するが、せっかくなのでタイのチェンマイに行き、1〜2週間にわたって現地で学ぼうと思っている。もちろん、技術を磨くというのも一つだが、もう一つ興味深いことに世界一周をしている人たちに、この技術を学ぶ人が結構いるとのこと。これから先、マッサージを含めたボディワーク系を学ぶことが多くなるので、新しい気づきを一つ一つ大切にしながら進めていきたいと思う。