【R#6】 Training Phase I〜「手放すこと」と初日

ミュンヘンに住んでからもうすぐ1週間になる。日本では製薬企業に勤め、様々な出会いを通じて世界観が広がってきたと思う。今回、仕事を辞めて1年国外をみるという大きな決断を下したわけだが、一歩外に出てみて感じるのは、まっさらな状態で世の中を見るようになっているので、全く予想外の出来事が起きていること。数日前(2014年8月2日)に幼なじみの友人がたまたまドイツにいて会えたことや、ミュンヘンにも日本人のロルファーの中村かおりさんが在住。いろいろな情報が得られたのは、予期せぬ出来事で運がよかったと思う。
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今の状態を例えていうならば、
全てを手放したおかげで、心が広がった。そのため、新たに新しいものが入ってきている

状態にあると思う。

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今日(2014年8月4日)から、ロルフィングのトレーニングが始まった。
トレーニングの参加者は、スウェーデン人(1人)、フランス人(3人)、ベルギー人(1人)、デンマーク人(2人)、ドイツ人(3人)、スイス人(3人)、ポーランド人(1人)、ウクライナ人(1人)と私の合計16人。先生もイタリア人、スペイン人、ドイツ人を始め様々な国籍を有する人たちに囲まれる形になった。
Communication Skills
トレーニングは、平日の午前9時から午後6時まで(金曜日は、午後5時まで)行われ、期間は2014年8月4日〜8月23日の3週間。最後の23日と24日に最終面接があり、次のPhase IIに進めるかどうか決まる(ロルフィングのトレーニングは合計で3段階ある。今回は、第一段階(Phase I))。
初日は、自己紹介が中心だったが、何とヨガを教えている先生が約3分の1、オステオパシーの施術者や、企業を辞めた人(私を含め3人)、そして年代も30代から50代までとバラバラ。文化、環境も異なる中、みんなfriendlyなのですぐに打ち解けそうな雰囲気だ。
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興味深かったのは、alternative medicineの関心の高さを様々な国々の人たちを通じて知ることが出来た点。トレーニングが始まる前に、ミュンヘン在住のロルファー(ロルフィングの施術を行う人)の中村かおりさんにドイツの現状を伺ったところ、オステオパシーやタイ古式マッサージを含めたマッサージが盛んであることや、ハイルプラクティカー(Heilpraktiker;英語でいうHealing Practitioner)という資格があること等を知ることが出来た。中村さんも保有するこの資格は、ドイツ連邦共和国において自然療法、伝統療法を行うことができる国家資格である。どの保険に入っているかによっては、保険適応にもなる場合があり、alternative medicineがドイツで普及している理由なのでしょう。他の国々については、トレーニングを通じて是非伺ってみたいと思う。
大きな決断後、まっさらな状態で、世の中に身を委ねている状態に近い。これから、どのような予想外の出来事が起きても、
「なんでも体験してやろう!」
という気持ちが強い。
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これから、どうなるか?一歩一歩を普段のペースより落とした状態でゆっくりと歩めればと思う。

この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka