2017年2月13日(月)、〜BALI風空間〜お話し処「ゆるり庵」の渡辺まりあさん(以下まりあさん)の開催する「ヴォイス・ヒーリング講座 in ゆるり庵」に伺うため、自由が丘にある「ゆるり庵」へ向かった。
まりあさんとは、2015年11月8日、柿澤総合事務所・フード・ビジネスコンサルタントの柿澤一氏さんの講演(「真心の仕事人」講演会Vol.2)に参加した際に出会った(出会った経緯については「「真心の仕事人」講演会Vol.2〜世界に愛されるコツへの参加を通じて」参照)。
その後、懇意にさせていただき、「人の話の聞き方講座」をセッション・ルーム・ZEROで開催した際、外部講師としてご登壇いただいたこともあった(「「人の話の聴き方」講座(3回目)〜外部講師を招いて開催した」参照)。
2016年よりまりあさんは「ヴォイス・ヒーリング講座」を行うようになり、私も是非とも一度伺いたいと考えていたところ、2017年2月に開催してほしいと打診。快諾頂き、実現する運びとなった。
ゆるり庵は、自由が丘駅から10分以内に到着することができる。セッション・ルームは非常に快適で広々としている。
会は、午後6時45分から受付開始の午後7時〜午後9時半頃までの2時間半行われた。
アジェンダは、
1)響きとは?〜自分の声の響きと効能・可能性について
2)自分の癒しの声を聞く〜身体を楽器として捉えた場合に、どのように声を響かせるのか?
3)自分ヒーリング〜どのような角度だと声が響くのか?身体の部位と声の高さと質を見る
4)人を癒す〜ペアワークを通じた、声の響きが他人にどのような影響を及ぼすのか?
5)大切なものを癒す〜声の響きによってモノにどのような変化を与えるのか?
6)場を浄化する〜声を響かせることによって、場をどのように整えるのか?
のより詳細なものをA4、2枚にまとめられたプリントが配布された。参加者は8人(男性4人、女性4人)。簡単な自己紹介を経てスタート。
身体を揺らし、振動を与えることで声がどのように変化するのか?から始まり、声の元となる喉をどのように揺らせれば発声ができるのか?歌手としても活動しているまりあさんがヴォイス・トレーナーから受けたメソッドを紹介していただけた。
声には、身体の適切な位置があるという。頭を上向きにしながら声を出すのは、声にとって非常に危険だという(歯医者さんのところに通っている際は特に要注意)。頭を上下していくと、2箇所、真ん中と少し下方側に声を出しやすい角度があるという。その位置を見つけた上で、音の強弱、太さを探していく。全くの新しい視点だったので、興味深かった。
自分の声を見つけた後は、身体の部位でどこの場所が響くのか?身体に触れながら探していく。もっとも面白かったのは、地球との繋がり、空(宇宙)との繋がり、身体を管(パイプ)と意識して声を響かせたワーク。通常ヨガを練習した後に、実感できる地に足に着くということが、片足立ちをしてみてよくわかった。
ペアワークを通じて自分の声を響かせることによってどのように他人に影響を与えるのか?等は、ロルフィングやソース・ポイント・セラピーで行なっているような身体への影響をところどころで感じることもできた。沖縄県在住の越智啓子先生のワークの紹介もあったが、簡単に実践することができ、ロルフィング・セッションにも取り入れられると思う。
予想以上に収穫のあった本イベント。身体を楽器として捉え、どのように身体を緩ませていくのか?については、日々実践しているヨガや提供しているロルフィングへと繋がる考え方でもある。
現に、ミュンヘンで開催されたロルフィング・トレーニングのPhase IIの時、声を響かせることによって身体を緩ませるワークをGiovanni Felicioni先生のアシスタントを務めたPatricia Von Weichs先生(以下Patricia先生)から教わり、声を響かせることによって、身体が緩んでいく様子を見ることができた(トレーニングの総括については「トレーニングの振り返り」参照)。
声をどのように響かせるのか?ロルフィングは呼吸にも好影響を与えるので、せっかくなので、声と呼吸との関係についてもう少しセッションで模索できればと思っている。