博士(PhD、医学)から認定ロルファー®へ

製薬業界の最前線で「生命」を分析してきた科学者が、なぜ身体の深淵に触れる「ロルフィング」の道を選んだのか。

【ミッション】分析から統合へ —— 頭で考えるより、身体で感じる力を

私はかつて、東京大学大学院で博士(PhD、医学)を取得し、その後は約11年間、製薬業界の最前線で新薬の開発やマーケティングに携わってきました。 正しい答えを論理とデータの中に求め続け、最新の科学知見を追いかける日々。しかし、どれほど緻密なロジックを積み上げても、どこか拭いきれない違和感がありました。

それは、頭では理解していても、身体が思うように動かない、情報が増えるほど、自分にとっての納得感が薄れていくという感覚です。

私たちは、思考(脳)だけで生きているわけではありません。感情、そして何よりその土台となる身体が、人生の決断や日々の健やかさにどれほど深く関わっているか。その真理に気づいたことが、私の大きな転換点となりました。科学的な分析(パーツ)の視点から、人間を一つの「統合された全体」として捉え直すこと。それが、現在の私の活動の原点です。

【軌跡】身体の知性に目覚めるまで

私の探究の原点は、博士課程に在籍していた20代後半に遡ります。研究生活の激しいストレスによりアトピー性皮膚炎を発症し、その治療に取り組む中で、医学的なアプローチだけでなく、心と身体の両面を整える多様なメソッドに出会いました。

この実体験をきっかけに、2008年頃からコーチング、心理学、ヨガ、分子栄養学といった多様な視点を通じて、心身のつながりを深く探究し始めました。さらにNLPマスター・プラクティショナー、コ・アクティブ・コーチング(CTI)応用コースを修了し、内面的な変容がどのように身体や行動に影響を与えるかを理論と実践の両面から学びました。

その探究を確信に変えたのが、2014年に26カ国を巡った世界一周の旅です。世界中の多様な身体観に触れる中で出会った「ロルフィング®」は、重力と調和し、筋膜を介して身体全体を本来のバランスへと再編成していく手法でした。それは科学者としての知的好奇心と、一人の人間としての身体感覚を同時に、かつ鮮烈に満たすものでした。

【現在】自分軸を取り戻し、人生を味わうための場として

2015年、認定ロルファー®としての活動を開始。現在は東京・渋谷を拠点に、延べ300名以上の方々へセッションを届けています。 私のセッションは、単なる姿勢の改善にとどまりません。

  • 科学的知見に基づく安心感 医学・脳科学の視点から、身体の反応を論理的に解説します。
  • 医療・ビジネスへの深い理解 製薬業界での経験を活かし、医師との付き合い方や現実的な課題への向き合い方もサポートします。
  • 多角的なセッション ヨガ(ハタヨガ)やコーチング、ムーブメントの技法を融合させ、クライアント様が考えすぎの迷宮から抜け出せるよう導きます。

身体が整うと、心に余白が生まれ、人生の選択が変わる。 身体は、私たちが世界と繋がるための大切な器です。焦って答えを出すのではなく、身体・感情・思考が整うプロセスの中で、自然に現れる答えを信頼すること。

人生は競争ではなく、かけがえのない経験の積み重ねです。科学の眼と、身体の感覚。その両輪を持って、あなたの自分軸を取り戻す旅を共に歩みたいと考えています。


■ 略歴

  • 1971年:東京都生まれ。
  • 2001年:東京大学大学院医学系研究科 博士課程修了(博士(医学))。
  • 製薬業界にて約11年間勤務:マーケティング・開発に携わり、医療現場の実情を熟知。
  • 2014年:世界一周の旅へ。旅の期間中に米国にて認定ロルファー®資格を取得。
  • 2015年:東京・渋谷にて「Mind and Bodywork Lab」を設立。

【保有資格・修了】

  • Advanced Rolfer™(認定アドバンス・ロルファー®)
  • Rolf Movement™ Practitioner(認定ロルフ・ムーブメント・プラクティショナー)
  • 博士(PhD、医学)
  • NLPマスター・プラクティショナー
  • コ・アクティブ・コーチング(CTI)応用コース修了
  • 全米ヨガアライアンス認定(RYT200・ハタヨガ)修了

この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka