はじめに
こんにちは!東京・渋谷でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。
今回は、身体と電磁波との関係、そしてロルフィングが果たす役割について考えてみたい。
電気製品に囲まれている生活
日本は年々、電化製品が増えており、現在、世界で第3位の電気大国だ(国土は第61位)。
海外のほとんどの国は200V以上の電圧を使用の上、アースが義務付けられている(3つの穴のコンセントが主流)。
しかし、日本は100Vを使用。
キッチンや洗濯機・水回りのみにアースが設置されている(水の近くだと漏電するリスクがあるため)のみで、他は規制がない。
そのため、WIFIを含め、身体と密着が近い、使用時間の長い家電製品(電気毛布、カーペット、パソコン、スマホ)に注目して対策が必要とされる。
静電気にどう対処するか?〜アーシングマットとロルフィング
電磁波を知るためには、電磁波と静電気の違いについて知る必要がある。
静電気は、乾燥した条件で、素材同士が擦れた時に発生するもの。
電磁波は、電気の流れの変化(波動)伴って、電気と磁気が発生するもの。
という区別がある。
静電気については、堀泰典先生の「はだしで大地に立つと病気が治る」の本が詳しい。
静電気で問題になるのは、体内(血管やミトコンドリア)で大量に発生する静電気だ。
堀先生によると、血液中には、白血球、赤血球、ホルモン、糖質、酸素、二酸化炭素など、様々な物質がお互いにぶつかり合いながら流れているそうだ。ぶつかり合うということは、静電気を発生させるということ。
ミトコンドリアには、酸素を使ってエネルギーを作り出すが、その過程で電子が余ることがあり、電気がミトコンドリア内に蓄積発生することになる。
人間は生きているだけで、電気が発生して(それに伴って磁気も発生)いる。そのため、外部からの影響のみならず内部の影響も配慮する必要性が出てくる。
静電気の対策としては、大地に地に足をつけるか、アースに電気を逃すことができるアーシング・マットだ。
Amazonで販売されているアーシングマットで、有用。
しかし、昨年末に電磁波の第一人者の猿田友さん(以下猿田さん)のセミナーを伺った時に知ったのだが、
アーシングマットは、皮膚の表面の静電気しか抜くことができず、身体の内部まで取り除くことができない。
結局、身体のねじれや歪みによって、内臓の形が整っていないので、うまく身体の静電気が抜けないのではないからだ。
ロルフィングでは、身体の中心軸を整えることができるだけではなく、内臓へのアプローチ(内蔵マニピュレーションと呼ぶ)も行う。
更に、私の場合には、内臓の状態をチェックするため、身体の反射や経絡の流れの滞りをIMACという手法も使う。
要は
「身体が「本来の場所」=「答え」をわかっている」
というアプローチをとるため、
内臓が収まるところに収まっていくのだ。
電磁波にどう対処するか?
電磁波とは何か?
電磁波とは電場(電界と呼ばれることも)と磁場(磁界と呼ばれることも)の波。
電気と磁気の両方の性質を持つものが、電磁波という。
電場と磁場は物理学特有の言葉だが、
電場:電気の影響が及ぶ範囲(世界)のことを指し、物の表面を伝わる、空気中は伝わりにくい、金属は通りやすい、水などの電位が低い方に流れやすい。ちなみに、物と物が触れ合うと電気が発生する(→これが先述のように静電気となる)
磁場:磁気の影響が及ぶ範囲、発生する場所から全方向へ伝わる、全ての物を貫通する、物から物に伝わらない、近距離に影響(30cm程度)
の違いがある。
それぞれがお互いに影響を及ぼして電磁波という波を作る。
面白いのは、電気をOFFにして、コンセントをつけっぱなしにすると、その電気コード周辺で電場が発生し、電気をONにすると、電場と磁場が双方とも発生することだ。
電磁波と周波数〜対策が取れるのは低周波
ただし、電磁波については、感じ方は人それぞれ。
上記の猿田さんによると、10倍から1000倍で感度が違うらしい。
要は、全く感じない人と感じる人がいて、体質によって異なると言ってもいいのだ。
ちなみに、電磁波の単位は周波数。
周波数=1秒間に生じる波の数=Hz(ヘルツ)
で表わされ、電磁波の発するものによって周波数が変わってくる。
例としては、紫外線、可視光線、赤外線、テレビ、ラジオ、電気カーペット、電子レンジ、パソコン、携帯、レントゲン、光、そして人間の神経細胞も電磁波を発している(Earth reading labのHP「電磁波とは?」に詳しい)
電気会社から送られる交流電源がもっとも注意が必要!!!
実は、電気が発明されたのが19世紀。電力会社から家庭へ送電するため、交流と直流の2種類の方法があり、エジソンが直流、テスラが交流を推し進め、最終的に交流が勝利を収めることになる。日本も交流を採用。参考に電池からの電源は直流となる。
普段、電池から充電している方は、直流になるので、電磁波の心配がない。
交流電源とは、一定の周期で電圧のプラスとマイナスが変化する=波のある電源で、低周波(日本は50又は60Hz)。そのため、電磁波が発生する。低周波は、家庭電化製品、高周波は、WIFI、TV、電子レンジ等。
測定し対策が取りやすいのは、周波数の少ない電磁波。もっとも厳しいスウェーデンの基準値(交流電場:25v/m以下、磁場:2.5mG以下)を元に測定していくことになる。
そこで、3年以上も前に、一般社団法人・日本電磁波協会(EMFA、Electromagnetic Field Association)1級電磁波測定士の牧野廉さん(以下牧野さん)にサロンの身の回りを測定していただいたことがある(「1級電磁波測定士の牧野廉さんと電磁波〜電磁波とは?健康への影響や対策として何ができるのか?」参照)
施術部屋やリビングは基準値に収まったが、クリスタルファウンテン、電気カーペット、ウォーターサーバー、パソコン、プリンター、ヘアドライヤー、電子レンジ近辺を含め、基準値をはるかに上回る測定値を弾き出し、びっくり。一番高かった値を示したのが、意外とウォーターサーバーだったのだ。
電磁波の対策が取れる方法とは?
現在、私がとっている対策は(大部分は、牧野さんや猿田さんに教えていただいた方法だが・・・)
1)日中生活する近くにWIFIを置かない
2)WIFIは夜電源を切ること
3)コンセントからアースが取れる「電磁波(電場)防止器 プラグインアース エルマクリーンⅡ」を使うこと
4)余計な電源は、コンセントを外すこと
5)冷蔵庫で磁石をつけない
6)電車でメガネを外す(メガネの素材によっては電磁波を受け取る可能性がある)
等がある。
あとは、身体を整えるロルフィングを含めたボディワークも役立つ。
なんと言っても、電気の通り道がよくなれば、電気と磁気が抜ける可能性が高まるからだ。
このように、電磁波の方も、身体を整えるロルフィングがある程度一定の役目を果たすのではないかと思っている。
まとめ
今回は、静電気と電磁波について、今まで私が学び経験したことについてまとめた。
もし、電磁波について、対策をとっていて、なかなか功を奏さない場合には、身体を整える、ロルフィングが役立つ可能性もあるので、ご興味のある方、ぜひお問い合わせください!
少しでも、この投稿が役立つことを願っています!