ロルフィングのPhase IIのトレーニングを終えて一週間が過ぎた。今回のトレーニングの目的は、ロルフィングで10回にわけて行われるロルフィングの施術を習得することにある。
カルキュラムの進み方としては、
1)各回のセッションの理論(身体の観察法(ボディリーディング)を含む)・手技の説明と練習
2)外部から2名のクライアントを呼び、Teacher(主担任の先生)及びAssistant teacher(副担任の先生)の各回のロルフィングの施術デモ(約1時間半、解説を含めると2時間)を行う
3)生徒同士で各回のロルフィングの施術を行う(この際生徒Aは生徒Bに施術を行った後、生徒Bは生徒Aに施術を行わず、生徒Bは生徒Cに施術を行う)
4)ディスカッション・手技の復習と補足授業
の順番で進む。
興味深いのは第一に、外部からクライアントを2名呼んで、それぞれTeacherとAssistant teacherが担当し、ロルフィングの施術(合計10回分)を行うこと。クライアントの変化やセッションの流れ、それぞれ異なる2名の特徴や2名の先生の施術方法の違いをみることが出来る。
第二に、1回目、3回目、7回目の施術開始前後で写真を撮り、身体の変化を写真でもって追っていくこと。写真は三脚にデジカメを固定し、黒いバックスクリーンで下着姿で前後左右を時計回りで撮影する。
第三にTeacher、Assistant teacherと自分が行った施術についてレポートを出す。その際に、観察ガイドとロルファーのノートの二つのプリントが使われる。そこには例として以下のような質問がある。
1)ボディリーディングでどのようなことが観察されディスカッションが行われたのか?
2)各回のセッションを行う際、どのように目的を決めたのか?
3)目的にもどついて具体的にどのような施術を考えたか(ロルフィングでは戦略という)
4)戦略を途中で変更したのか?
5)施術の流れはどのように行ったのか(時期、身体の部位等)
等、観察ガイドは16問、ロルフィングの施術用ノートは7項目に分かれて記入。終わってから2〜3日以内にレポート提出が求められる。この方法を取ることで、生徒がどの点を観察しているのか?を先生が把握することができる。そして、情報に不備がある場合にはフィードバックが行われる。
授業は、ポストイットの大きな紙に記入することで行われ、関連文献(ロルフィングについては科学的研究が進んでいる)を含め全てDropBoxにファイルとして共有される。
なお、今回は中間レビューと最終レビューがあり、それぞれにどのような部分で能力開発が必要なのか?フィードバックが行われる予定だ。
授業の進め方について述べてきたが、次に具体的にどのような発見や気づきがあったのか?について本ブログで触れる。