2016年12月9日(金)にフランクフルト入りして以来の3日間、フランクフルトのOberursel市在住のロルファー、鎌田孝美さん(以下、孝美さん)のセッション・ルームにお世話になった。そこでは、ドイツで自分軸セミナー(2日間)の開催と、孝美さんとのロルフィング交換セッションを行った。
自分軸セミナーは、参加者と共に、日本で開催したセミナーのダイジェスト版を日本語で日本人向けに行った。非常に限られた時間の、座学中心の内容である。そうはいうものの驚くほどの影響があったようで、非常に嬉しく思えた。セミナーの内容については以前書いているのでそちらに譲ることにして、今回は孝美さんとの交換セッションについて取り上げたい。
孝美さんとフランクフルトで会うのは、2014年10月、ミュンヘンのトレーニング期間中にフランクフルトを訪れて以来だ。お互いの共通のロルフィングの先生である Giovanni Felicioni 先生からの紹介で、ヨガのトレーニングに向かうフランクフルトでお会いすることができた(詳細は、「ヨーロッパロルフィング、Giovanni Felicioniという人」参照)。

孝美さんは、時々日本に一時帰国する際に直傳靈氣を学んでおり(「直傳靈氣と言霊」参照)、懇意にさせていただいている。不思議だったのは、今まで孝美さんからセッションを受けることがなかったことだ。今回の滞在期間中に交換セッションをしましょうということで、12月10日の朝に私が孝美さんに、12月11日の朝に孝美さんから私がセッションを受けることができた。
以前から
「孝美さんのセッションは痛い」
ということを体験者から伺っていた。そのため、ボディリーディング、場を整えるためのアロマ等を感じながら、セッションに入るあたりまでは緊張していた。ところが、左側の肋骨付近の心臓のあたりに手を当てて、
「こういう出来事が起きたでしょ?」
と一言二言を言われたあたりから、この人に委ねて大丈夫だという印象を受けて、身をゆだねるようになった。
驚くべきことに、ほとんど痛みがなくセッションが進むのと同時に、余計なところを施術するというよりも核心を掴んで、そこをどのようにして変化を起こしていくのか、ということが新鮮だった。
私はバランスを考えて、だいたい土台からスタートして、徐々に核心へとアプローチしていくのだが、核心へとズバリというのは新しく、驚きと同時に新たな発見だった。
「このようにイメージしてみて」といったアプローチも混ぜながら、静かにセッションは進んでいったと思う。直傳靈氣の手でセッションを行なっているためか、リラックス効果が強まっていったと思う。
あとは、孝美さんが拠点とするOberursel市のそばにある山がパワースポットであり、そこからのエネルギーが部屋に満たされているということを伺った。伺った通り場が整っており、私が孝美さんにセッションを提供している時も、やりやすいということを体感できた。
核心をつくセッションは初めて受けたが、非常に受けていて心地よく、1時間半が非常に短く感じた。
フランクフルトでの日程を終えて、明日(12月12日)にライプツィヒへ移動する。半日ライプツィヒに滞在し、Kathrinのメンタリング・セッションを受ける予定だ。次回その内容に触れる予定である。
2026年9月の注記
この交換セッションは、続いている。
孝美さんはフランクフルトにいるので、頻繁ではない。それでも2025年には3回行った。この回から9年になる。
2016年12月のこの回が、最初の1回だった。それまで、お互いを知っていながらセッションを受けたことがなかった。
孝美さんとの最初の出会いは、2014年10月25日、フランクフルトである。Giovanni Felicioni 先生の紹介だった。
この日、Phase III をアメリカ・コロラド州ボルダーで受ける予定を、ミュンヘンに変えることを決めた。あわせて、ロルファーとして仕事をした方がいい、という誘いも受けている。トレーニングは受けていたが、その先を決めていたわけではなかった。進路が2つ、この日に変わっている。
恩人の一人である。
この回で書いているのは、自分と違うやり方を見た、ということである。
私は土台から入る。足元と呼吸を整え、支えを通してから、徐々に中心へ向かう。10回シリーズの順序そのものだ。孝美さんは、そこを飛ばして核心に手を置く。「こういう出来事が起きたでしょ?」と言われた瞬間に、身体のほうが先に委ねていた。
9年経って、私のやり方は変わっていない。今も土台から入る。
その間に、順序を外すことは学んだ。2025年のアドバンスト・トレーニングで扱われたのは、決まった手順をなぞるのではなく、その時点の状態に合わせて毎回設計するということだった。クライアントが何を期待しているか、どの原則が足りていないか、どこから働きかけるか。
学んだうえで、土台から入っている。
外せることと、外すことは別なのだと思う。順序を外せるようになったからといって、外すのが上等というわけではない。私の場合は、土台を通したほうが、その人の身体が受け取りやすい。それが自分のやり方だと、9年かけて分かった。
孝美さんのやり方は、今も新鮮なままである。だから交換を続けている。似ていないから続いている、という面はあると思う。



