【R#287】首の痛みや肩こりが激減した〜相本幸子さん・体験記①

はじめに

東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。

私は、2015年6月から、ロルフィングのセッションを提供している。「筋膜」へアプローチすることで、身体の姿勢が整えていくのだが、身体の動きもそれに連動して良くなることだ。今回は、久々に、ロルフィング(ロルフ・ムーブメント)の体験記を紹介したい。

ロルフ・ムーブメントとは?

ロルフィングの創始者のIda Rolfは「筋膜」を、身体の形(構造)を維持するための臓器(Organ of Structure)と呼んだ。身体の形は、その人が歩んだ人生の歴史であり、様々な経験が刻まれている。ロルフィングの手技は、「筋膜」が動きやすい場所に行けるよう適度な圧を加えると、身体の形に変化が起きる。形が変わると、身体の動きが変わっていくのだ。

ロルフィング10回のセッションでは、「筋膜」を通じて、姿勢や身体の動きの改善が期待できる。実は、もう一つ提供しているセッションがある。ロルフィングの効果を定着させるのに、身体の動きをメインとしたロルフ・ムーブメント(Rolf Movement)3〜5回のセッションだ。

創始者のIda Rolfのロルフに、身体の動き=ムーブメントを取り入れたセッション。ヨガ、ピラティス、ダンサー、歌手、楽器演奏家、身体(呼吸)等、身体を使ってパフォーマンスを挙げたい方に適したセッションとして2020年より提供中。面白いのは、全ての筋肉を動員し、ゆっくり、丁寧に、言語化していくことで、身体に大きな変化が起きることだ。

注目しているのは、クライアントさんに身体の動きを覚えるよりも、身体に意識を向けること。ほとんどの人は、頭で身体を動かしており、物事に対して素早く反応する傾向がある。おそらく、速さ、効率良さ、頭で考えることが重視されている社会がそうさせているのでしょう。

反対に、ゆっくりと、今までの動きを一度手放して、丁寧に行っていくと、どうなるのか?何と、自分の身体の中で、どこが緊張して、動きにくいのか?見えてくるのだ。過去の自分が身につけた動きの習慣=古い習慣を手放し、身体の意識に新たな選択肢が生まれる。結果として、新しい動きの習慣が身につくと言ってもいい。

セッションを体験〜相本幸子さん〜上半身の動きの改善

今回、フリーアナウンサーの相本幸子さんに上半身を中心とした、ロルフ・ムーブメントを体験していただいた。壁を両手で押さえながら、お尻を突き出す(ヨガでいうところの「ダウンドック」のポーズ)。手、ひじ、肩、背骨、骨盤、お尻の筋肉が緩んでいると、下記のAfterのように一直線上に身体が伸びる。

今回のセッションでは、手、ひじ、肩甲骨、背骨、体幹、骨盤の中で、制限のある部位はどこか?上記のBeforeの姿勢(右の方が伸びにくい)で認識していただいた上で、セッションに臨んだ。手を伸ばす動きでは、ひじ、肩、首に力が入りやすい。それぞれ分けて動かすとどうなるのか?

誰でもできる動きだが、ポイントは、ゆっくり、丁寧に、気づきを言語化しながらセッションを進めること。このような動きをすると、脳と身体が疲れるので、時々、休憩を挟み、手を挙げてただき、変化を確認。約1時間かけて、セッションを進めることができた。

1)終わった直後から、首の痛みや肩こりが激減した
2)ムーブメントのセッションの最中から、可動域の変化があった
3)ヨガ、ピラティスの動きが良くわかるようになった
4)歌う前にムーブメントの動きを実践すると、声の響きが違う
5)腹筋が緩んだのに、ウェストがくびれた
6)バストの位置が上がり、首、肩周りがスッキリした
7)思考がクリアになった。

等。

まとめ

今回は、体験記を中心にご紹介させていただいた。少しでも、この投稿が役立つことを願っています。

この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka