2019年10月10日(木)〜14日(日)の4日間、ドイツ・ミュンヘンで行われるERA(European Rolfing Association)主催のRolf Movementのトレーニングへ参加してから1ヶ月半(「2019年10月10日〜13日(前半)、ミュンヘンで開催のワークショップに参加」)。
2019年11月27日(水)〜12月1日(日)の5日間、最後のRolf Movementのトレーニングが開催される。今回は、ANAの羽田空港発のミュンヘン空港行きの直行便を利用する予定だ。
Part IIIの目的は
「Introduction to Leading Rolfing Movement Groups(グループレッスンでどのようにRolf Movementを使うのか)」
になっている(詳細は「どのようなカルキュラムで進んでいくのか?」参照)。
Part IIIの2日目でEmbodimentについて基礎的な内容の紹介があった後、3人1組(合計6組)となり、1人がリーダー、2人がアシスタントの役割で交互にEmbodimentを10分発表。最終日まで、3人で話し合いながら内容をまとめていくことになった(「Embodimentのプレゼン披露。一人一人の意図と改善点を知る」参照)。
どのような意図でクラスを作っていくのかを中心に学び、あっという間の4日間だった(「クラスはどのように進行しているか?〜1日の流れ」「前半(4日間)が終了。どのような気づきがあったのか?」参照)。
今回は、50分のEmbodimentの披露が求められている。準備が必要なため、Rolf Movement InstructorのRita Geriola(以下Rita)からメールを1ヶ月前にいただいた。
今回のPart IIIの主要な目的はRolf Movementのクラスを開催すること。前半の4日間は、先生の視点からクラスをどう開催するか?をメインに行われた。
どのようにEmbodimentを作るのか?生徒一人一人が作り上げたものがどのように一般的な考えや、どのようなフレームや特定の応用へと作り上げていくのか?今までどのようなものをEmbodyしたのか?そして、何に好奇心を感じて、今後どのような形で追究していくのか、等
後半の5日間は、指導それ自体に焦点を当てる。
注意すべきこととして、Ritaは、以下の9つのポイントを取り上げている。
1)どのようにしてレッスンを作っていくか?それは一つのプロセスとして捉えるか?それとも一つの大きな経験として(How do I create lessons that can be part of a process , or just “one experience” embodiment. )
2)レッスンを作る際に、ロルフィングの基本的な考え(重力との関係)とどのようにリンクさせるか?(When I create a frame ,or a progressions of lessons for clients, how do I take care of having in the background the general prospective of the Rolfing understanding on how bodies organize in gravity. )
3)先生のあり方(Presence)
4)言葉の選び方(Wording)
5)どのようにクラスへ適応するのか(Adaptability)
6)グループの変化への対応(Ability to deal with group dynamics)
7)クラスに流れるフローをどのように読むのか(ボディリーディングを含む)?ひとりの生徒からエネルギー全体にわたって(Capacity to “body read” the flow of the class, from the structural topics of the single students, to the general energetic level)
8)スタート、途中、終わりまでの個人及びグループレッスンをガイドする(Modulate the beginning- progress- end of each single lesson or a group of lessons)
9)イントロとクロージング(Introduction and closure)
これらを勘案し、1時間の持ち時間の中で、50分クラスの披露が求められる。その後、10分のフィードバックが行われる予定だ。50分のレッスンを組み立てる際に、
1)このクラスはどのようなクライアントに適切か(For what kind of client this special lesson is appropriate?)
2)どのような状況下でクラスを開催するか(In which context you can imagine to propose it?)
3)一つの経験として捉えるのか?(例えば、一つのプレゼンテーションとして)もしくは時間の経過の中で一つのプロセスとして経験しいただくようなものと捉えるのか?(Is it meant to be a “one shot “ experience , like a presentation of the work, or you imagine it as being a moment in a general process of a class that has continuity in time?)
4)初心者?それとも既に知覚や身体の動きにある程度知識のある人向けなのか(Is it a proposal appropriate for beginners, or for people who already have experience in sensing and organize the body in movement?)
5)レッスンの目標は、自分が探究したいものなのか?それともクライアントのグループのニーズに合わせて変化させていくものなのか(Is the goal of the lesson related to something you want to explore, or is it more the response for the needs of group of clients you are working with ?)
を考慮する必要がある。
そこで、事前にメールにてレッスンのタイトルと、どのような手順でクラスを開催するのか?の2つをメインに提案書を本日(2019年11月16日)Ritaにメールで送った。
出発まで10日。2週間ほどでどのようにクラスを組み立てて、その結果、どのような学びがあるのか?今後ヨガのクラスを開催していく上で、ヒントとなることがあればと考えているので楽しみだ。