2018年12月に入り、今年も残り1年。今年を振り返る時期に入った。
今年は、Rolf Movement TrainingのPhase 2から始まり(Phase 3は、2019年10月に受講予定)(カルキュラムについては「どのようなカルキュラムで進んでいくのか?」参照、合計11日間参加)、
読書会の定期開催(「読書会の開催:価値観の似た仲間との出会いの場」参照、今年10回開催)、
地粉を使った茶会(「熊野古道・熊野・伊勢参りの報告会を兼ねて初開催」参照、今年3回開催)、
ビジネス交流会MOKKの立ち上げ(「異業種交流会MOKK〜新拠点の立ち上げに関わる」参照、今年2月から準備。8月より役員の一人として定期開催、合計16回)、
フジテレビの取材(「テレビ取材とその経緯:一つの電話から」参照)等が入った。
中でも、テレビ取材の収録は15〜20分。編集後2分半に凝縮されており、自分の活動がわかりやすくまとまっていたのが功を奏したのか?交流会やサロン活動の結果として、様々なお客さんにお越しいただくことができた。
2018年2月〜4月まで、お客さんも一巡。開業してから初めて集客に悩む事態に遭遇(「一人の人間としてみることの大切さ」参照)。そこから、テレビ取材を経て立て直したのだが、集客に対して必要以上に敏感にならずに、その時々に必要な準備をすることの大切さを学ばせていただいた思っている。
2018年5月以降、テレビ取材でお越しいただいたお客さんから学んだことが多く、セッションの質を上げていくためにはどうしたらいいのか?取り組んだ1年だった。
今取り組んでいるのは、
1)感覚を頼りにセッションを提供していたが、筋肉や骨格から見て、どのように変化しているのか?そしてどのように動きを評価するのか?
2)セッション中に、体幹や内臓に問題を抱えている人が多いが、筋肉や骨格から見て、どのようにアプローチしたらいいのか?
3)セッション中に痛みを抱える人が多いが、どのようにして痛みを軽減するセッションを提供できるか?
の3つ。
1)について。
ロルフィングの基礎トレーニングは、身体感覚を重視した教育を受ける。もちろん、施術前後の変化(ビフォー・アフター)についても学ぶが、深い解剖学の知識が求められることがない。そのため、時々、本当に成果が出ているのか見失うことがある。
TEN〜the space for your Life & Bodyの佐藤博紀さん(以下ヒロさん、大阪在住のロルファー)が開発したIMACを2018年11月に受けて以来(「内臓と筋肉〜筋肉の働きが内臓にどう影響するのか?」、
「どのようにして下肢と上肢の可動域をとったらいいのか?」
「関節の動きと筋肉とどう関係しているのか?」
動きに制限があった時に、どう対応するのか?セッション中、注意深く観察するようになった。
今では、エネルギー・ワーク(ソースポイントセラピー/直傳靈氣)で身体を整えた後、身体の可動域を取ってから、ロルフィングの各セッションで決められた課題に取り組む。場合によっては、Rolf Movementで学んだゆっくりとした動きやエクササイズも伝えることもある。
終了後、時間が許す限り、3D4Medical社のComplete Anatomy 2019(iOS用のApp)でお客さんとセッションを振り返ることがある。このAppは優れもので、解剖学を3次元から追うことができる。そのため、どのような変化が起きているのか、立体的に、ストーリーで追うことができるので、どのように身体の姿勢に対して向き合えればいいのか?理解が深まることを期待できる。
2)について。
腰痛、肩こりの問題は、体幹の問題の可能性が高い。内臓の筋膜は身体の内側にあるので評価しずらい。ここでもヒロさんからご紹介いただいた、チャップマンとグッドハートによる神経リンパ反射療法やリフレクソロジーの反射区を参考にしつつ、臓器と反射区の対応がどうなっているのか?
身体の可動域と組み合わせて評価するようにしている。
又、
「どのような食事をとっているのか?」
結果として
「内臓の状態がどう変化しているのか?」
生化学・分子生物学・生理学の知識を使うと身体の変化を感覚ではなく論理で追える可能性がある。
食道、胃腸、肝臓、十二指腸、膀胱などとの関連性を食事の内容と対応できればと思っている。
3)について。
痛みの軽減については、3年前からの課題。ドイツのロルフィングの基礎トレーニングでは、強いタッチでの施術を行うので、痛みを伴うことが多い。基礎の段階ではそれでも良かったが、できるだけ痛みの少ない方法が取れないか?今年ほど取り組んだ年はなかったと思う。
エネルギー・ワークと組み合わせて提供していたが、
ヒロさんから、
「全身のバランスがとれている状態に持っていくと、体の生理的機能が適切に働く=自然治癒力、自律神経系が整う、呼吸が深まっていく」
手技について学ぶ。
これをセッションに取り入れると、痛みが伴わない施術も提供できる可能性が高まる。
今後セッションの中にたくさん取り入れる場面が増えてくると思うので、楽しみにしていたい。
このように、ロルフィング・セッションについても密度が濃い1年を過ごし、2、3年分生きた感覚があった。
2019年も、少しでもいいセッションが提供できるように取り組んでいきたいと思う。