はじめに
東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。
私は、2015年6月から、ロルフィングのセッションを提供している。「筋膜」へアプローチすることで、身体の姿勢が整えていくのだが、身体の動きもそれに連動して良くなることだ。今回は、ロルフィングの4回目の体験記を紹介したい。
表層(1〜3回)から深層(4〜7回)のセッションへ
身体を整えながら「身体感覚」を磨くことができるので、結果的に、身体の不調(肩こり、腰痛)も改善する。
ロルフィングの1回目では、呼吸を整える。2回目では、足裏を整える。3回目では、前後のバランスを整える。このように身体感覚を磨くと、各回で「心」にどう影響するのか?
1)上半身が整うことで「呼吸」が深まる(心への影響としては、自律神経を通じて、心が落ち着く)。
2)下半身の足裏が整うことで、視覚と聴覚をバランスよく使えるようになる(心への影響としては、視野が広まる、考え方を広げるきっかけとなる)。
3)前後のバランスは「身体感覚」を立体的に捉えることができる(心への影響としては、人間関係を作っていく上での他人と自分との距離の取り方)。
このように、身体は、三次元(立体的)に捉えるようになる(下記の球で言えば、真ん中を意識すること)。次の中心軸を整えるステップに入ることができるのだ。
1〜3回は、(身体の外側にある)表層の筋肉を扱う。表層筋は、目で見ることができるので扱いやすい。一方で、中心軸を整えるセッションでは、(身体の内側にある)深層の筋肉を扱う。
なぜ、中心軸、深層へのアプローチが大事かというと、「自分の人生をどう向かうのか?自分の人生の目的は何か?」を意識させてくれ、生き方や心に大きな影響を及ぼすからだ。
基本、4回目で下半身、5回目で体幹の前側と下半身、6回目で体感の後側と下半身のそれぞれの中心軸を整え、7回目で肩・首で、全身の軸の総仕上げを行う。
4回目のセッション〜どこにアプローチするのか?
上半身の中心軸を支えるためには、下半身の骨盤底と内転筋、足のアーチの3箇所を整えていく必要がある。そこで、この3つを中心にセッションを行うことになる(下記の図参照)。
BEFOREとAFTERでの変化
薬剤師さんの鈴木佑さんのセッションでは、下半身の足の内側を足先から骨盤底の坐骨まで上半身と下半身のつながりを意識しながら「筋膜」へアプローチした。具体的には、足のアーチ、内転筋、骨盤底筋群だ。これらが整うと、腰痛の改善につながるし、特にヨガのポーズの後屈が深まるので、身体を整えていく上での土台となる。
左の写真では、施術前(BEFORE)で、下半身の内側(内転筋の働きが若干弱いため、足が開き気味だったのか、施術後(AFTER)で、下半身の内転筋の働きの意識が強まり、左右の足の幅が狭まっている。
右の写真では、手と足を使ってどれだけ背骨を伸ばせるのか?調べているが、BEFOREに比べ、AFTERでは、より、背骨がより伸びることが、ご理解いただけるかと思う。
実際、佑さんは、背骨が伸びた感覚があったと、感想をシェアしていただいた。
まとめ
今回も佑さんの体験記をご紹介させていただいた。
少しでも、この投稿が役立つことを願っています。