【R#316】8回目・力を抜けた歩き方をどう実現するか?〜鈴木佑さん・体験記⑧

はじめに

東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。

私は、2015年6月から、ロルフィングのセッションを提供している。「筋膜」へアプローチすることで、身体の姿勢が整えていくのだが、身体の動きもそれに連動して良くなることだ。

ロルフィングは、1回目から7回目までは、創始者のアイダ・ロルフが開発した手順に通りにセッションを進めていく。8回目以降は、統合セッションと呼ばれ、7回までで出てきた課題に取り組む。最終的に、身体を統合の方向へと進め、施術をしなくても済むような身体づくりを目指す。

統合セッションとは何か?

統合セッションと呼ばれるセッションでは、10回のセッションを通じて学んだことを自分の生活に取り入れていくということでもあり、クライアントの自立性を促すことにポイントがある。セッションに依存させるのではなく、自立を促すのだ。

統合セッションでポイントとなるのは、「背骨を伸ばし、ねじりながら動かすと、重力に対して必要最小限の力で歩行ができる」ことだ。姿勢を整える際に、骨格(背骨)を使って、全身に影響を及ぼすと解釈したらいいと思う。

背骨が伸び、ねじれるためには、肩帯(Shoulder girdle、肩甲骨、鎖骨、胸骨付近のこと)と骨盤帯(Pelvic girdle、腸骨、恥骨、坐骨)をどのように繋がりをもたせて、スムーズな動きにもっていくか?もチェックしている。

8回目〜BEFOREとAFTER

薬剤師の鈴木佑さんは、全国飛び回り営業の仕事に関わっている。歩くことが多いため、だんだんと足の外側が痛くなる。実は、無意識に、負担のかかる「力」の入った歩き方をしており、5回目以降に主訴を訴えていた。無意識の癖である歩き方をどのように、意識化し、力の抜けた歩き方に改善させるのか?選択肢を与えながら、セッションを行った。

人が歩くのって、一歩一歩足を前に出す行為。片足を前に出すということは、バランスを崩しながら一歩ずつ前に進むということ。新しい選択肢を与えると、違和感を感じるようになるが、身体の負担がかからない姿勢の方が、身体にとって良いので、いずれそのように変化していくことがで期待できる。

今回の施術前(BEFORE)と施術後(AFTER)では、変化がそれほど認められていないように見えるが、足裏の力が徐々に抜けているので、9回目以降に期待できる。

まとめ

今回は、ロルフィングの8回目のセッションの体験についてシェアさせていただいた。

少しでもこの投稿が役立つことを願っています。

この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka