【R#303】3回目・身長が伸びた感じがした〜鈴木佑さん・体験記③

はじめに

東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。

私は、2015年6月から、ロルフィングのセッションを提供している。「筋膜」へアプローチすることで、身体の姿勢が整えていくのだが、身体の動きもそれに連動して良くなることだ。今回は、ロルフィングの3回目の体験記を紹介したい。

3回目のセッションは「前後のバランス」を整える〜空間認識に変化

1回目で「呼吸」(上半身)が整えることができた。2回目で、足裏(下半身)を整えた。3回目に入ると、2次元(上半身、下半身)を更に拡張して、3次元(前後、空間)に注目してセッションを行う。

それは、身体を3次元に捉え直すところに繋がり、身体に大きな変化をもたらす(詳しくは「「腕」「背骨」のバランスは、人間の距離の取り方に影響か?」参照)

人間は、手や足を伸ばすことで広がる空間を、個人的な空間(パーソナル・スペース)として大事にしている。個人的なスペースの確保がなぜ大切か?というと、外部環境に身を置いたときに、脳が空間をどのように移動しているのか?把握しておかないと不測の事態(例、車やバスが向かってくる、人が接近してくる)に対応できなくなるのだ。

さらに、個人的なスペースを立体的、3次元的に把握できるようになると、空間に対して深く読むことができ、人間関係に変化が出てきて「他人との距離、空間との距離をどの程度とるのか?」が明確になってくる。

逆にこの感覚が弱いと、「自分の立ち位置がわからない」「他人の立ち位置がわからない」ためか、「非社会的な行動につながる」
可能性も高まるのだ。

前後のバランス〜どこにアプローチするか?

前後のバランスを整えていくために、ロルフィングの3回目のセッションは、肩・腕、背骨、腿の3箇所に注目する。

肩も腕も「前後のバランス」の境目である体側面にあり、身体の前後のバランスを整える上で重要な役割を担っている。

例えば、「歩き」の時に、腕を振るが、これは「歩き」の最中に、前後のバランスが不安定にならないように対処するためだ。
更に、背骨には、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨とカーブ(湾曲)を作っているが、その湾曲が筋膜の緊張によって崩れていることが多いにある。

前後のバランスを整えるということは、カーブを調えることでもある。このことで、結果的に腰痛の軽減へつなげていく。

BEFOREとAFTERでの変化

薬剤師さんの鈴木佑さんのセッションでは、肩・腕、背骨と骨盤を中心に、上半身と下半身のつながりを意識して「筋膜」へアプローチした。前後のバランスを整えると、施術前(BEFORE)で、若干猫背気味だったのが、施術後(AFTER)で、背骨が伸びていき、胸を無理しなくても開いているのが、下記の写真で理解できると思う。

佑さんは今回、最初の2回に比べ、それほど変化を感じていないという感想をいただき、足の感覚が強く、足が汗をかく感じが強く感じれるようなったと述べていた。個人的には、前後のバランスに関しては、上下のバランスに比べ、それほど姿勢が崩れていないのだろう、と推測する。

その後、身長が伸びた感じがすると感想をシェアしていただいた。

まとめ

今回は、佑さんの体験記を中心にご紹介させていただいた。

少しでも、この投稿が役立つことを願っています。

この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka