【R#313】6回目・背筋の支えで、上半身の姿勢が整う〜鈴木佑さん・体験記⑥

はじめに

東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。

私は、2015年6月から、ロルフィングのセッションを提供している。「筋膜」へアプローチすることで、身体の姿勢が整えていくのだが、身体の動きもそれに連動して良くなることだ。今回は、ロルフィングの7回目の体験記を紹介したい。

深層筋へアプローチする〜何が整うのか?

ロルフィングの4〜7回のセッションは、中心軸を調える。深層へのアプローチが大事な理由は、「自分の人生をどう向かうのか?自分の人生の目的は何か?」を意識させてくれ、生き方や心に大きな影響を及ぼすからだ。

4〜7回のセッションでは、以下のような手順で整えていく。

jintaizu_中心軸

4回目で、下半身(内転筋〜骨盤底付近)
5回目で、上半身の背骨の前側(腸腰筋、内臓、横隔膜)
6回目で、上半身の背骨の後側(脛、臀筋群、仙骨、背骨)
7回目で、上半身の肩と首全体

図にするとこんな感じになる。

jintaizu_中心軸_セッション7

「仙骨」とは何か?

6回目のセッションは、背骨の後側、特に仙骨と尾骨に注目して施術を行う。

仙骨は骨盤の一部で、背骨の終わりにある場所で、身体の中心に位置する!背骨につながっているため、仙骨が「歪む」と「中心」が歪むので他の背骨にも歪みを生じる可能性が高いのだ。

仙骨は、靭帯を通じて足(下肢、大腿骨)にもつながっている。更に骨盤も靱帯によってサランラップのようにぐるぐる巻きになっており、如何に、骨盤、背骨、足が繋がっているのか?安定に重要か、が読み取れると思う。

sacrum and ligament

骨盤は、寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)からなっているが、すべて繋がっている。

ME5-06-03-2

私がセッションの時に、「仙骨は、呼吸と共に動いている!」と聞くと意外と思う方がいらっしゃることが多い。実際、仙骨は動いており、呼吸が浅い人は動きが弱まる傾向がある。

第二のチャクラと仙骨〜人間関係と社会性

仙骨は、ちょうど第二チャクラの位置にある。人間関係や、感情、物欲、性欲などに関わっている。ここのチャクラが整っていると、1)表情豊か、2)自分の気持ちに正直、3)創造性を発揮できる、と言ったことが現れてくる。

中心軸を整えることの意味として、「「身体感覚」を通じて、自分で物事を判断できる判断軸を身につけること」ができると考えているが、6回目のセッションでは、「社会性を身につけること」を整えていくことに役立つと思う。

BEFOREとAFTER

薬剤師さんの鈴木佑さんに対し、「仙骨」「仙腸関節」が動かしやすい状態にするため、周辺の筋肉(脛、臀筋群等)の筋膜へアプローチし、身体を整えていくことにした。

施術前(BEFORE)では、背骨に対して、顔を含め身体が前に位置していたのに対し、背骨の支えのある施術後(AFTER)では、胸を張ることなく、顔が収まる位置に収まっているのがお分かりいただけるかと思う。

まとめ

今回は、ロルフィングの6回目のセッションの体験についてシェアさせていただいた。

少しでもこの投稿が役立つことを願っています。

この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka