【RT#1】30代・男性・TA様(ボディワーカー)

私は普段アレクサンダーテクニークというボディワークの教師をやっています。これまでに七年に渡り、このテクニークを学んできました。

普段はヨガインストラクターとしても活動をしているため、職業柄普段から自分自身や生徒さんの体を観察することや、繊細な部分での体の使い方を洗練させることに多くの時間を費やしてきました。 そのため、おそらく一般的な水準よりも体に対する知識や使い方の理解をある程度自負していますが、勿論それは完璧なものではないため日々勉強を重ねる中、ロルフィングの存在は以前からよく耳にする機会がありました。

今回は10回に渡り大塚さんにロルフィングの施術していただける機会をいただき、その経験が私にとって非常に大きなものであったため是非シェアさせていただきたいと思います。

私の場合、最初から衝撃だったという訳ではなく徐々にその効果を実感していきました。
最初の数回に施術していただいた体の表層へアプローチするパートでは、はっきりと実感が伴ったというよりどちらというと小さな変化として違いを感じられました。 どこか呼吸が楽に感じられたり、不思議な言い方ですが今まで認識されたことのない体の部位に感覚が行き届くような印象がありました。 この頃はまださほど大きな変化という訳ではありませんでしたが、それでも何かを期待させる新しい感覚のようなものが体の中に芽生える予感を感じました。

そして無事表層のパートを終え、中盤にあたる体の深層にアプローチしていただくパートで、その予感はほとんど確信に変わりました。

私はこれまでに脚への繋がり意識が弱く、繊細なレベルで脚を動かすことに苦手意識を感じていました。 当時ヨガ以外にもバレエなどのダンスをやっていた時期がありましたが、その時も他の部位に比べ脚を動かすのを重く感じたり、頑張って部分的に動かしているという感覚を持っていました。
ですが大塚さんに深層へアプローチする回を重ねていただくごとに、脚が上半身と繋がるような感覚が日々明確になっていき、そのおかげで継続して取り組んでいるヨガの練習にも大きな変化がみられました。 これまでであればできなかった、脚と上半身の繋がりの利用した動き(長座から、息を吸いながら脚を伸ばしたまま倒立のポディションまで移動するという大腰筋を利用した上級の動き)が初めてできたのです。 それは今まで挑戦で初めての成功でした。

中盤でそのような大収穫がありながらも、終盤の個々に合わせより全体が統合した状態に導びかれるパートでは、回ごとに自分の体が〝しっくり〟と収まるべきとこに収まる感覚が強まり、10回すべての施術が終わる頃にはロルフィングで述べられる全体の統合性のようなものをより明確に感じらるようになりました。

その他にも10回の施術では心理的な変化も感じ、以前よりも安心感や安定感が増したように思います。 最近、他人からのフィードバックで 「男らしくなった」 と言われることが頻発しました。

そこにはおそらくロルフィング以外の様々な要因もあると思いますが、一つにはロルフィングによる統合のプロセスによってもたらされた心理的な安定が関係していることを、疑いの余地なく体感として感じています。

大塚さんには施術としてだけではなく、心理的にも親身に関わっていたただけたことで毎回安心してセッションに臨むことができました。

感謝しています。 本当にありがとうございました。

この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka