【R#135】IMAC(1)〜身体の評価と解剖学を中心としたワーク〜イントロ編〜関節・筋肉の可動域を使ってどう身体を評価するか?

2015年12月6日(日)。午前7時羽田空港発、午前8時10分伊丹空港着のANA便で大阪へ。向かう先はTEN〜the space for your Life & Body。2015年11月21日〜23日の連休中に、受講したSPT(Source Point Therapy)トレーニングのModule 2以来(Module 2の模様については1日目2日目3日目にまとめた)。今回で4度目となる。
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今回受講するトレーニングの名前はIMAC。Integrative Movement Assessment Courses(統合的動作評価コース)の頭文字をとったもの。SPTでは目に見ることのできないエネルギーを中心としたワークとなったが、今回は目の見える肉体レベルでのワークが中心。たとえば、どのようにして身体動作を評価していくのか?筋肉のどの部位をみるのか?を含めた解剖学や、観察した結果の点と点を結ぶ論理的思考も求められる。IMACは、今回のイントロ編の後、下肢編、上肢編、脊柱編、体幹・統合編というカルキュラムより構成されている。
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ミュンヘンでロルフィングのトレーニングを受けた際に、どのように身体を評価したらいいのか?ということをロルフィングの10回シリーズの文脈の中で説明を受けたのだが、今回のトレーニングの特徴は、股関節や広背筋、大胸筋、大臀筋を含めた筋肉の可動域をどのようにして見たらいいのか?部位にどうみたらいいのか?ロルフィングでも使える方法の紹介もあった。具体的な方法論はスペースの関係上割愛するが(ご興味のある方は是非IMACのイントロ編を受けてください!)、佐藤博紀さん(以下ヒロさん)の長年の経験から導き出した手法は、素晴らしいの一言。ただし、ロルフィングを初めて間近ということもあり、今の段階で理解するのはまだ難しい手法もあった。
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トレーニングはイントロということで午前中の座学から始まったが、発生学、筋膜の用語、ロルフィングでのラインやトニック・ファンクションについての考え方などを取り上げており、知識の整理につながった内容だったと思う。その後の評価手順についてもわかりやすく、力を入れた状態で触診をすると、自分の身体に力を入れているので、相手からの情報が入りにくくなる。そのためにエネルギーワークという、逆に身体に触れないワークの方が、情報が入ってきやすくなるというのは興味深かった。
参加者は18人(3人一組×6テーブル)。座学は終わった後は、学んだ手法をそのまま試すというのが中心。体験型という形で後半は進んでいったが、様々な身体を触れることも学びを深めさせてくれた。
最後に、ヒロさんからIMACというのは情報が盛りだくさんのため、再受講もOKだという。前回本コラムに書いたが、私が来年目標としているのはロルフィング手技の熟成化。今回、IMACを受けて改めて思うのは、ロルフィングで学んだ内容についても復習をする必要性を感じること。学んだ一つ一つのスキルを自分の身体に落とし込む作業を進めていくのと同時に経験を磨いていくということも大事に思う。そういった意味では、年末最後となるロルフィングのトレーニングをIMACのイントロ編で終えることができて良かった。来年(2016年)もトレーニングには参加するが、技術の熟成を心がけていきたい。
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この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka