愛着理論シリーズ──身体に刻まれた「つながりの記憶」

はじめに

ロルフィングは姿勢や構造という身体の「かたち」に働きかける手法である。しかしその変化は物理的な次元にとどまらず、他者とどうつながるか、自分とどう向き合うかという関係性の質にも及ぶ。

セッションを重ねるなかで見えてくるのは、身体に刻まれた「つながりの記憶」が、呼吸・筋緊張・姿勢・感情反応に影響しているという事実である。その記憶の中核にあるのが愛着(Attachment)だ。

愛着は幼少期の体験に閉じた概念ではない。神経系の状態を通して現在も「今ここ」の身体に現れ続けているパターンであり、ロルフィングがアクセスしうる対象でもある。

このシリーズは、愛着理論・ポリヴェーガル理論・フェルトセンスという三つの理論を軸に、全5回で展開する。

第1回|愛着スタイルはなぜ身体に刻まれるのか──ロルフィングと愛着理論

ボウルビィの愛着理論が示す4つのスタイル。ポージェスのポリヴェーガル理論が示す3つの自律神経。ジェンドリンのフェルトセンス。シリーズを貫く三つの理論の導入にあたる。

→ 全体像から入りたい方へ

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第2回|ロルフィングとトラウマ──自律神経と愛着が示す身体の知恵

トラウマとは出来事そのものではなく、共感的な証人がいないまま内側に抱え込まれた反応である。ピーター・リヴァインのソマティック・エクスペリエンシング(SE)から、発達性トラウマとショックトラウマの違い、リソース・ペンデュレーション・タイタレーションという進め方を辿る。

→ 過去の体験が身体に残っている実感のある方へ

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第3回|愛着パターンはロルフィングで書き換えられるのか──関係性の再体験

愛着スタイルは運命ではなく、経験によって形成されたパターンである。ダイアン・プール・ヘラーのDARE(Dynamic Attachment Re-patterning Experience)と修正的体験(corrective experience)、ダン・シーゲルの暗黙的記憶(implicit memory)から、変化が起きる層を見る。

→ 「性格だから変わらない」と感じている方へ

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第4回|ロルフィングはなぜ「安心の地図」を描きなおすのか──ポリヴェーガル理論

安全とは脅威がないことではなく、つながりがあることを指す。社会的関与システムに関わる5つの脳神経と、顎・喉・胸郭・舌骨・横隔膜・首という構造との対応。腹側迷走神経のブレーキを緩める9つのステップ。

→ 理論の細部を知りたい方へ

リンクhttps://rolfing-zero.hidefumiotsuka.com/2025/06/02/85223/

第5回|ロルフィングと愛着──「つながり直す力」が戻るとき

ダニエル・シーゲルの「統合の9つの側面」と照らしながら、シリーズ全体を振り返る。統合とは改善ではなく、身体とともにいること。ロルフィングにおけるニュートラル、意図(intention)と志向性(intentionality)の関係も扱う。

→ シリーズの結論から確かめたい方へ

リンクhttps://rolfing-zero.hidefumiotsuka.com/2025/06/05/85232/

隣接するシリーズ

最後に

身体に何が起きているかを確認するところから始められる。

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