【R#211】SPT Module 3(5)〜5日目〜感情面へのアプローチ&遠隔を使ったセッション

2020年10月11日(日)、ソースポイントセラピー(以下SPT)のModule 3の5日目を迎えた。大阪は台風一過で天気が快方に向かっており、午後には日も少し見えた。

5日目も、チェックインから始まった。Bob Schrei(ボブ・シュライ、以下ボブ)とDonna Thomson(ドナ・トムソン、以下ドナ))と、4日目のカルマを振り返った。参加者の話を伺っていると、体験も人それぞれ。体験したことは、それぞれ違っているが、それじたいに囚われるのではなく、どのような体験を振り返るのか?体験は毎回毎回変化するので、気づくことの方が重要だといったアドバイスがあった。

瞑想セッションでは、身体をスキャンすることを行なった。頭頂から足の先まで、一人一人が自分のペースで行うようなガイドがあり、ヨガでいうところのヨガ・ニードラに似たような感覚があった。
身体をスキャンする瞑想を行った後、本日のテーマである感情面のLEVELへ。
SPTでのLEVELとは、身体の外に現れる症状に対し、貢献する様々な要素のことをいう。その要素に対して、アプローチするには、それぞれが持つ周波数(Frequency)へアクセスすることだ。

LEVELには5種類(トラウマ、カルマ、感情、先祖、ビリーフシステム)あり、Module 3では、そのうち3種類扱う(トラウマ、カルマ、感情)を扱う。
トラウマは3日目(「3日目を終えて〜エネルギーワークの中でトラウマをどのように扱うのか?〜意図する大切さ」参照)、カルマは4日目(「4日目を迎えて〜クラスはどう進むか?&カルマとは「意志による行動」のこと」参照)に説明、練習した。
5日目は、感情。
ボブは、ある医師の例え話から入り、実に、100%の腰痛は、感情からくることをシェアした。
それほど重要なのに、
SPTでは、
トラウマ→カルマ→感情
の順番で、LEVELでいえば、優先順位で3番目になる。

感情はイメージしやすいのに、不思議といえば不思議なのだが。
SPTでは、トラウマやカルマの段階でも感情を扱うが、その段階で解決することが多いらしい。
面白いのは、SPTにおける感情の位置づけだ。
実際、感情における健全な状態は、
努力することなく、一つの感情から別の感情へと移ることがスムーズにできる
のことを指す。

例えば、悲しみの感情や怒りの感情があったとすると、それに囚われているのが、ブロックがあることを指し、それぞれの感情へ移ることができるのならば、健全な状態になる。

そして、感情は「いい」「悪い」の感情は全く関係ないし、感情の内容を理解していなくても、取り扱える。
SPTの良さは、
複雑なことを考えなくていい
の点にあるといっていい。
素晴らしいのは、施術者にとって、感情面で感情間のをスムーズに移行できると、クライアントの感情を使う際に、やりやすくなること。
確かに、私も5年前からSPTを実践するようになってから、クライアントの感情面での影響を受けることが少なくなった感じがあるのを体感することがある。
又、改めて思うのは、瞑想から生まれたSPTらしい視点ということだ。瞑想は一つ一つの感情に執着せず俯瞰的な目で見ていくが、SPTもそれに似たようなものを感じた。

その後、ボブから遠隔セッションの方法を学んだ。
SPTでは遠隔の方法は
1)短いセッション(15分)
2)オンラインセッション(1時間)
の2つに分かれる。
遠隔の方法は、日本発祥の直傳靈氣(「歴史的な流れ」「直傳靈氣と言霊」参照)にもある。いずれも、「本人から許可を得る」「イメージする」「名前」「場所」を意識するが、直傳靈氣の場合には、儀式的な要素と生年月日の情報が必要となる、一方で、SPTは「名前」「場所」だけでよい。

SPTでの通常セッションと遠隔セッションの違いとしては、
通常セッションでは、スキャン(Entry PointやPrimary Blockage)を行うが、遠隔セッションはエネルギーのレベルに焦点を合わせるので、スキャンはしないといった特徴がある。
手順が一つずつ決まっているが、言葉で説明を受けるよりも、やってみることが重要!
というわけで、実際に自分をイメージしたワークを、ボブのガイドで行った。瞑想に近い状態になり、これだったら瞑想よりもやりやすいかもと思って、恵比寿のサロンに戻ったら、ぜひともセルフケアで使ってみたいと思った。
コロナ禍が起きる前は、短いセッションの方が中心だったが、米国でもロックダウンを経験したこともあり、ボブの方で、新たにSPTによる通常セッションの提供を初めて功を奏しているらしい。ヒロさんも、ぜひやってみると効果があるから試してみて!といっているので、必要な人には提供しようと考えている。

午後の交換セッションは、感情を取り扱った。交換セッションを行うのは、5回目。身体を整える上での総仕上げって印象が強く、いよいよ最終日を迎えるという感覚があった。
明日は、参加者とともに、ドナによるアウェアネス・セッションを受ける予定だ。SPTは、ドナが瞑想状態に入り、身体について様々な質問を問いかけることによって生まれた手技らしい。Module 1から一度は受けてみたかったアウェアネス・セッションを最終日に受けられると思うと、嬉しい。
5日目の最後にヒロさんと参加者と共にドナに聞く質問をまとめたので、最終日を楽しみにしていたい。

この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka