【R#132】SPT Module 2(1)〜ブループリントへの具体的なアクセスの方法+人の身体はどのように変化するのか?

2015年11月21日から23日までの3日間。Source Point Therapy(ソースポイントセラピー、SPT)のトレーニングのため大阪へ。先月(2015年10月10日〜12日)に訪れて以来となる。今回は、3つのModuleの中で2番目のModule 2。前回のModule 1トレーニングの模様について、1日目2日目3日目にまとめた。
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Module 1の全15名の参加者のうち13名がModule 2へ。Module 1を2015年3月に受講した参加者2名を加えた15名でトレーニングが始まった。最初は、自己紹介を含め、Module 1で学んだことについてのシェアがあった。
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その中で印象的だったのは、
「SPTを使っても実感がないケースの場合にはどうしたらいいのか?」
という質問に対する回答。佐藤博紀さん(ヒロさん)によると、SPTを使うと必ずしも肉体的な変化があるとは限らないが、確実に変化するという。何を基準をもって変化しているのか?その点を配慮しながらセッションを考えるといいということを述べていた。
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テクニックを学ぶ前、前回と同じでヒロさんの1時間のプレゼンでModule 2で何を学ぶのか?の説明があった。
Module 1は、インディアン、チベット医学、カバラ、物理学から「ブループリント=設計図」とは何か?その概念の説明に力点が置かれていた。そして、Module 1で紹介された様々な手技(ダイヤモンド・ポイント、へそ(Navel)・ポイント、仙骨(Sacrum)・ポイント、ブロッケージ・ポイント、エントリー・ポイント)は、ブループリントのアクセスの仕方が中心になっていた。
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Module 2は、Module 1で学んだブループリントへのつながりをベースにより具現的なテクニックを通じて身体(肉体)を整えるテクニックの紹介がメインとなっていく。イスラム教のモスクの映像や、量子力学者やオステオパシーの言葉の紹介があったが、座学の方はModule 1と同様、あまりぴんと来なかった。
一つだけ、興味深かったのは、身体のバランスを整えるために使うガーディアンポイントで、分子生物学で学ぶシャペロンのたとえ話が出てきたこと。細胞内で蛋白質が作られても、最終的に間違った3次元構造をとることがある。適切な3次元構造をとることで、蛋白質は機能を発揮すると言われているため、このままだと働かなくなる。適切な構造をとるためには、蛋白質は適切に折りたたまれる必要がある。その機能をもつのがシャペロン分子だ。このように蛋白質の構造を守ってくれるような働きが、身体でも起きているという。その働きを手助けするのが、ガーディアンポイントということになる。実際に2日にガーディアンポイントを学ぶので是非とも楽しみにしていたい。
昼休憩を挟んで、午後からSacral(仙骨) Diamond pointとSacral Holdの2つの仙骨に関わるテクニックを学ぶことができた。Sacral Pointについては、Module 1で学んだが、Module 2のSacral Diamond Pointは、仙骨の周辺にダイヤモンド・ポイントと同じように4点(右のPSIS、尾骨、左のPSIS、腰椎の3番目の4点)を順番に手をかざすという方法をとる。
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Sacral Holdは、手を仙骨付近(又は、仙骨と後頭部の両方)に置くこと(この手法を行う際には、ブループリントの意識は不要)で、SPTで行った施術の統合的な役割を果たす。後者は、ロルフィングでも行っていることなので、むしろ発見があったのが前者だった。
Sacral Diamond Pointを行うことで、ロルフィングの行うセッション6(仙骨を調える)に似た施術を行うことができるとのこと。腰痛にも効果が期待されることから、セッションで一時的に腰痛が治ってもしばらくすると、元に戻る人には試してみたいと思う。
最後に、初日に参加していいと思ったこと。それは、ヒロさんから直々に施術についてのフィードバックをいただけること。
例を挙げると、

  1. 施術中に後にも空間があることを意識すると、全体が見えるようになること
  2. SPTでスキャンを行うときに、よりゆっくりに行うといいということ

等。ロルフィングの施術のスキルを上げるためにも、こういったことはありがたい。
残り2日間。実践的なテクニックが続くので、しっかりと身につけて東京に戻ってきたい!
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この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka