Source Point Therapy(ソースポイントセラピー、以下SPT)の Module 1 のトレーニング(2015年10月10日〜12日)を終えてから、約6週間が過ぎようとしている(トレーニングの模様は「「人間として形付けられるために必要な元となる情報」=「ブループリント」を知ること」「知識よりも感覚をどう使うのか?〜ブループリントへのアクセス」「最終日」参照)。
いよいよ今週末、2015年11月21日から23日にかけて Module 2 を控えている。どういった手技を学ぶのか、今から楽しみだ。
10月12日以降、ロルフィングのセッションにSPTを取り入れているので、SPTを使ったセッションを約50回分経験したことになる。また、Module 1 の参加仲間を中心にSPTの練習会をセッション・ルームZEROで2度開催した。交換セッションを通じて自分でSPTを受ける経験や、瞑想のテクニックの実践中に日々SPTを取り入れることを通じて学んだことを書いてみたい。
第一に、呼吸について。ロルフィングのセッションを開始する前に、呼吸を確認してから進めることにしている。その場合は時間が非常にかかることが観察できていた。ところが、ダイヤモンド・ポイント、エントリー・ポイント、プライマリー・ブロッケージ、ネーブル・ポイント、ダイヤモンド・ポイントというSPTで学んだ手順を取り入れると、呼吸は深くなり、身体全体に行き渡っている印象を受ける。すぐにセッションに入ることができた。
第二に、施術する部位の明確化について。ロルフィングのトレーニングでは、各セッション別にレシピと呼ばれる手順を学ぶ。セッション1の場合は呼吸を目的に、決められた場所に触れていく。ただ、どの部位に触れていったらいいのか。SPTのブループリントに伺いながら、左右のどちらにするのかを含め、迷いが少なくなってきた印象だ。
第三に、施術後、ベッドから起き上がって重力に対峙するときについて。身体の統合が必要になる場面だが、SPTを取り入れる前よりも、統合が効率的に行われていることが観察できた。そのため、ロルフィングのセッション後に行う座位ワークもシンプルになりつつある。
最後に、しっかりとロルフィングの施術が行われると、最後の確認のために行うダイヤモンド・ポイント、あるいはレクタングル・ポイントからダイヤモンド・ポイントへ、という手順の時間が短くて済むようになることも分かった。ロルフィングの施術がうまくいっているかどうかの確認手段として、SPTが使える。
SPTのインストラクターであり、TEN〜the space for your Life & Bodyを主宰する佐藤博紀さんによると、SPTは場合によってはアレルギーの症状を軽減するのに役立つことがあるという。
やりとりの内容の一部を紹介すると、ソースポイントだけでもアレルギー皮膚炎やアレルギー症状が良くなったことがある、結局どこに焦点を当てるのか、何を優先するのかが大切なのだろう、ということ。そして、ソースポイントのブロッケージ・スキャンは、基本的にその人の一番必要な部分から優先的にブロッケージを探していくが、意図的に症状や改善したい所を意識して探していく方法も後々学んでいく、ということだった。
なお、こうした変化の現れ方は人によって異なる。ここに書いたのはあくまで個別の経験であり、同じ結果を約束するものではない。
どの Module でこうしたことを学ぶのかは、後々知ることになると思う。楽しみにしておくとして、Module 2 を学ぶことで、さらにロルフィングの手技が向上していくことも期待できる。
今週末、大阪を訪れる予定だ。紅葉の季節と重なるので、時間が許せば京都を訪れたい。
2026年8月の注記
この記事は、SPTを実際のセッションに入れて約50回使った時点の記録である。Module 1 を終えてから、Module 2 が始まるまでの6週間にあたる。
読み返すと、書いてあることが全部、時間の話になっている。
短くなったものの記録
呼吸の確認に時間がかかっていたのが、すぐにセッションへ入れるようになった。触れる部位を決めるのに迷っていたのが、迷いが少なくなった。施術後の統合が効率的になり、座位ワークがシンプルになった。最後の確認に使うダイヤモンド・ポイントの時間が短くて済むようになった。
4つ挙げたうちの4つとも、何かが短くなったという話である。
当時の私は、それをSPTの効果として書いている。ただ、この記録には別の読み方もできる。ロルフィングを始めて半年ほどの時期で、セッションそのものにまだ時間がかかっていた。SPTが短くしたというより、SPTを入れることで、どこに時間をかけるべきかが見えるようになった、ということかもしれない。
10年後のアドバンスト・トレーニングでは、Less is More という考え方を繰り返し扱った。必要最小限の介入で変化を支える。エネルギーワークについては、自分で身体の調整が入るところまでが判断のしどころだ、とも学んだ。
ただ、Less is More という言葉自体は、この記事より前に受け取っている。Phase III で、何を扱うかだけでなく何を扱わないかにも注意を向けること、として教わった。言葉としては知っていた。それが手元で起きるまでに、半年かかったことになる。
確認の道具として使う
もう一つ、この記事には興味深い記述がある。ロルフィングの施術がうまくいっているかどうかの確認手段としてSPTが使える、というものだ。
施術がうまくいっていれば、最後のダイヤモンド・ポイントに時間がかからない。うまくいっていなければ時間がかかる。SPTを、介入ではなく測定に使っている。
2025年のアドバンストでは、統合を促す基本の流れとして Test、Intervene、Re-test を学んだ。観察し、必要最小限の働きかけを行い、もう一度観察する。押し付けるのではなく、自然な自己調整が始まっているかを見る(「Advanced Rolferの認定までの歩みについて【総括】〜認定までの道のり」参照)。





