【R#134】SPT Module 2(3)〜最終日〜身体にとって健全な情報というのは何か?

SPT(Source Point Therapy)Module 2・トレーニングの最終日(2015年11月23日)(初日の模様については1日目、2日目の模様については2日目参照)。3日目は午前中にテクニック(MidlineとChakra Point)。午後に学んだ内容を元にフル・セッションの練習を行っていった。
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SPTとどう向き合うのか?について話し合った際に、お客さんの話になった。施術を受けているとお客さんはどうしても、症状(例、肩こり、アレルギー、腰痛、首こり等)を気にしてしまい、そこに問題解決を求めてしまう。そのことをヒロさんは「症状の引っ張られる」という言葉を使っていたが、症状をどうしよう?といった思考が働くため、そこにエネルギーが注がれてしまう。それでは、身体が治癒力を発揮する以前に、身体が変化するのが制限してしまう。
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SPTは、Diamond Point(ダイヤモンド・ポイント)やStick Figureといったテクニックを使うが、その意義としては、
「身体にとって健全な情報というのは何か?」
という指標を与えること。指標を通じて、健全・正しい動きというのは何か?というのが明確になる。そのことで、正しくない動きになった時に、正しい動きに戻ることができるという。
ロルフィングでは、無意識のところを意識することで身体地図を書き換えるという言葉で表現することができる。SPTでは、指標をつうじて同じようなことを行っていると考えてもいいかもしれない。
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そして、最終的にSPTを通じて目指していることといえば、ヒロさんの言葉を借りれば、
「肉体的な感覚が消えていく」
状態になっていくという。症状や感覚に引っ張られない、身体のエネルギーが流れているような状況と考えてもいいといっていたが、いまいちこの言葉についてはピンとこなかった。
さて、3日目に学んだテクニックは、Midline(身体の中央軸、正中線)とChakra point。
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Midlineは、頭頂部にあるTransformation Pointから足の下にあるGrounding Pointを結ぶ線の身体をなぞる。肉体のエネルギーの構造の中心とも言われてており、Stick Figureと併用すると有用。3日目に、ロルフィングとどう併用したらいいのか?質問したところ、ロルフィングの各セッションを行っている最中に、MidlineとStick Figureの意識を持って施術を行うと、効率良くセッションが進むという。これは使える!ということで自分のセッションに生かしたいと思う。
Chakra pointは、Chakraの7点を上から下まで2本指で優しく触れていく方法で、Midlineを強化し、身体のエネルギーの中心を整えるのに有用とのこと。これは、Guardian Point同様、瞑想で身体の姿勢を整える際にも使えそう。
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午後からは、Module 1とModule 2で学んだテクニックを使ってフル・セッションを行った。フル・セッションを行う前に、SPTの禁忌について話題になった。基本的にNavel pointを妊婦に使わないこと以外には特にないとのこと。ガン患者やHIV陽性患者については、開発者の一人Bobの経験についてのシェアがあったが、ガンについてはスキャンが健常人とは違い、多く出る場合があるとのことだ。
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また、どのようにSPTを組み合わせて一つのセッションにするのか?について話題になったが、Module 1で学んだ、Diamond Point、Entry PointとPrimary Blockageで大体60%の時間が使われるという。Primary blockageで問題が出るようだったら、Module 2で学んだ手技を使い(例、Stick Figure又はMidline)、最終的にGuardian Point、Sacrum HoldとCrescent Moon又はDiamond Pointで締めるといいという。
ロルフィングのセッションを行う際には、Diamond Pointからprimary blockageまでを行ったのちに、Stick figureやMidlineの意識を持ちつつ、各セッションの施術を行う。その後にDiamond Pointで締める。
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今回は京都観光を含めた4日間。SPTについて、Module 1の時に比べるとより深く学ぶことができた。ロルフィング10回セッションを終えて、メンテナンス用としてSPTは非常に有用なので、今後そういったケースがあったら是非とも積極的に使っていきたいと思う。
テクニックの大部分は、Module 2で終わり。学べることは全て学び、実践に早く移りたいという心境だ。来年(2016年)4月にはModule 3を受講予定だが、今後はテクニックを深めるという機会が待っている。SPTは練習を通じてより深まっていくという。4月までには是非とも自分のセッションが深められるように1日1日を大事にしていきたい。
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この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka