15年で540本になっていた〜新しいホームページができるまで(1)

はじめに

いま、ロルフィングのホームページを作り直している。制作は、これまでと同じくデジタルライフクリエーターの切岸智紀さんに依頼、もうすぐ公開になる予定だ。

今回はその前にやっていることのほうに時間がかかっている。中に入っている記事を、一本ずつ読み直しているからだ。 

完成してからまとめて書くつもりでいたのだが、途中の話のほうが書く意味があるように思えてきたので、何回かに分けてまとめたい。

今回はその1回目。なぜ15年でブログが540記事(日本語)になったのか?から始めたい。

15年で、ロルフィングに関わる日本語の記事が540本になっていた

ブログを WordPress で書き始めたのは2011年8月だった。

製薬会社に勤めていた頃で、ロルフィングにはまだ出会っていない。当時は「花押のホームページ」という名前で、書道家の石川徳仁さんに作っていただいた花押を中心に据えた個人のサイトだった。作成は JESTO の藤井伸一郎さんにお願いした。

そこに、製薬会社時代のこと、世界一周の旅のこと、そしてミュンヘンでのロルフィングのトレーニングのことを書いていた。

ロルフィングのホームページを作ったのは2015年12月。開業の半年後の屋号が決まった後だった。当時、藤井さんと、Knowledge Commons を主宰されている小室吉隆さんに協力を仰いだ。ただ、このときはまだ入口だけで、ブログは花押のほうに書き続いていた。

2つを一つにしたのが2017年7月。このとき、花押のホームページにあったブログ記事のうち、ロルフィング関係の記事は引っ越した。そして、英語版を作ったのは2019年7月。

継続して発信すること15年。数えてみたら、ロルフィングに関わる日本語の記事が540本あった。英語版があるのは、そのうち170本ほど。3分の1に届いていなかった。

一本ずつ書いていたときには、そんな数になっている実感はなかった。

なぜ、こんなに書いたのか

ひとつは、ロルフィングのトレーニングには、教科書がなかったからだ。

2014年から2015年にかけて、ミュンヘンでロルフィングの基礎トレーニングを受けた。84日間、731時間。そのあいだ、配られたテキストというものがない。

これは制度が整っていなかったからではない。創始者の Ida Rolf が、そういう教え方をした人だった。教科書(特に解剖学)を持ち込んだ生徒から取り上げた、という証言がある。見る目は情報を与え続けることで育つのであって、まとめて教えるものではない、という考え方だった。

だから毎日、その日に見たこと、言われたことを中心にまとめ残してきた。誰かに読ませるためというより、自分の教科書を作るつもりだった。それが百本を超え、帰国してからも続いた。なんと、嬉しいことに、ヨーロッパで基礎トレーニングを受ける参加者にも支持され、後にロルファーとなる方々からも「読んだよ!」と言われることになる。

もうひとつ、書き続けた理由がある。

ロルフィングが何なのかを、一言で言えないからだ。

筋膜にアプローチする手技だと言えば、そのとおりではあるが、それだけではない。姿勢を整えると言えば、整体やマッサージと何が違うのか伝わらない。重力との関係を整えると言えば、たいていの人には意味が分からない。10回のシリーズで構成されていると言えば、何をするのかは何も言っていない。

どの言い方も間違ってはいないのに、どれも足りない。だから、別の角度からもう一本書く。呼吸から書く、歩くことから書く、受けた人の言葉から書く、トレーニングで教わったことから書く、他のボディワークとの違いから書く。

そうやって、一言で言えないものを、様々な角度から発信続けた。540本というのは、その結果である。

これまでのリニューアル〜日本語版4回、英語版2回

2017年に一つにしてからも、ホームページを何度か作り直している。

  • 2018年6月:テレビ取材と Google Analytics の解析をきっかけに、トップページを見直した。表示する項目を減らし、文章をできるだけ簡単にした。
  • 2021年2月:MIND AND BODYWORK LAB という別のホームページを作ったので、ロルフィングのほうを簡略化した。トップページの写真とロゴを変え、色を紫から緑にした。
  • 2024年6月:表示の速度を上げるため、WordPress のテンプレートをSNOW MONKEYに変えた。翌7月にはドメイン名を zero.hidefumiotsuka.com から rolfing-zero.hidefumiotsuka.com に変更している。この経緯は「ホームページの表示方法の変更〜速度を上げるため」に書いた。
  • 2025年2月:2019年から手をつけていなかった英語版を改訂した。きっかけは、2022年11月に ChatGPT が登場して日本語から英語への翻訳の品質が上がったことと、WordPress の中で日本語と英語を切り替えられるようになったことだった。2024年10月から取り組んだが、英語のフォントの表示やリンクの貼り方でつまずき、完成までに4か月かかった。

そして今回が、日本語版として5回目の改訂になる。

今回は、枠ではなく中身から手をつけている

これまでの4回は、どれもホームページの枠のほうを直していた。トップページの構成、ロゴの位置、色、表示の速度、ドメイン名。どれもホームページの見え方の話である。

実は、中に何本の記事が入っていて、それぞれが何を書いているかは、数えたことがなかった。今回は、そこから始めている。投稿日の順に、一本ずつ読んでいる。読んで、三つに分けている。

残すもの。残さないもの。そして、何本かを編集し直して一本にまとめるもの。いまのところ、540本が443本(2026年9月14日現在)になった。

参考に、もう一つのホームページである MIND AND BODYWORK LAB には、1450本の記事がある。こちらはまだ手をつけていない。どこかのタイミングで、同じことをすることになると思う。

まとめ

今回は、15年でどれだけの記事が蓄積し、なぜそうなったのかを書かせていただいた。

ホームページをどう作ってきたかについては、「ホームページの作成の歴史〜9周年を迎えて〜時代に合わせて作る」に、AMEBLO で書き始めた2010年から順を追ってまとめてある。関心のある方は、そちらもご覧ください。

次回は、実際に減らす作業のほうを書きたいと思う。やってみると、これが思っていたより難しかったことを語ることになる。

この記事を書いた人

Hidefumi Otsuka